種族奪環作戦 九話
「ギ…………ギルザ………ここまで来るのにちゃんとした考えも無しにここまで来たけど…………無理ありすぎじゃない?」
「まぁ、無理あったな」
「だったら考えてよ…………ギル兄………」
「ねぇ……………」
「どうした?リフェア」
「これ………………」
地面に点々と血がついている
「誰かいるのかな…………」
「いやそうだろ?」
「もしかしたら案外近かったりして………………」
「!…………そういうことか……………」
「じゃあそうなるとバイバイだね!」
「え?なんで?」
「アタシ達は決められた範囲以内しか移動することが出来ないの。範囲外だと結界がはられているからね………………」
「そうなんだ……………」
「お前ら行ける所まで行くぞ」
「了解!」
「あぁ!」
種族奪環作戦 十話に続く…………